日本酒女子におすすめ

日本酒女子におすすめ

日本食食文化の根本である米と清流が原料。目に見えない微生物の力を応用。そして、稀有なる発酵技術により生みだされた聖なる液体。それが日本酒です。この液体を神々に捧げることから歴史は始まり、杜氏が精魂込めて編みだした匠の技により、類まれなる醸造酒へと進化。この日本および日本文化そのものを象徴する日本酒を正しく理解し、より多くの方々にその魅力を伝えていくことを使命とした唎酒師が誕生しました。(2017年08月07日 最終更新)

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日本酒選びのための基礎知識

メニューから素材や調理法がある程度想像できる料理とは違い、日本酒は、メニューから具体的な香りと味わいのイメージを得ることが極めて難しく、結局無難に著名な銘柄を注文しているケースが目立ちます。 メーカー側からすると、ブランディングの成功ですが、消費する立場としては膨大な銘柄の中から数種しか見ていない訳であり、これ程もったいないことはありません。 また、後章で詳しく触れますが、甘口、辛口、日本酒度、などのスペックが記載されているメニューに関して言えば、それらの感じ方は人それぞれですので、鵜呑みには出来ません。もちろん、香りや味わいの特徴が詳しく記載されている日本酒メニューもありますが、まだまだ少ないのが現実で、銘柄、特定名称、都道府県のみといった表記の場合が殆どです。では、つまずかない為にはどうするか、これを知るだけで最低限の選択が可能になるノウハウを見ていきましょう。

二.日本酒って何?(定義)

日本酒は酒税法上の酒類で、清酒と呼称されます。 清酒の定義は、以下のとおりに規定されています。 ・米、米こうじ、水を原料として発酵させてこしたもの(アルコール度が22度未満のもの) ・米、米こうじ、水及び、清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させてこしたもの(アルコール分が22度未満のもの) このように、清酒は使用できる原料が決められていること、その中に「必ず米を使うこと」、「必ずこすこと」という工程が入っているのが条件です。この「こす」というのは、もろみを搾る段階で、液体部分と固体部分(酒粕)を分けるときに、こす規定になります。

三.日本酒ってどんな種類があるの?

日本酒はまず大きく分けて次の2つに分かれます。 ○特定名称酒 吟醸酒、純米酒、本醸造酒などを指し、各所定の要件に該当するものに、その名称を表示することができます。 ○普通酒 特定名称酒以外の日本酒で、現在の日本酒の約7割近く占めています。 次に特定名称酒は原料、精米歩合によって8種類に別れます。 米と米こうじを原料とした純米系。 ○純米酒○純米吟醸酒○純米大吟醸酒○特別純米酒 米と米こうじと醸造アルコールを原料とした系統。 ○吟醸酒○大吟醸酒○本醸造酒○特別本醸造酒 一般的に純米酒系はコクがあり、それ以外はスッキリとしたタイプが多いのが特徴です。特定名称酒について詳しくは、次項にて説明いたします。

四.「特定名称酒」ってなに?

日本酒には酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律に基づき、特定名称の清酒の表示が定められています。 なお、特定名称は、原料、製造法や精米歩合(白米のその玄米に対する重量の割合。60%の場合、玄米の表層部を40%削ったもの)などによって8種類に分類されます。 代表的な香りと味わいの特徴を併記しましたので、地酒選びの参考にして下さい。 ○吟醸酒~華やかな香りが高く、淡麗でスッキリした上品な味わい 米、米こうじ、醸造アルコールを原料とし、精米歩合60%以下で、吟醸造り、固有の香味、色沢が良好なもの。 ○大吟醸酒~吟醸酒に比べるとややスッキリしたタイプ 米、米こうじ、醸造アルコールを原料とし、精米歩合50%以下で、吟醸造り、固有の香味、色沢が良好なもの。 ○純米酒~旨味やふくよかさのある濃醇タイプでお燗向き 米、米こうじを原料とし、香味、色沢が良好なもの。 ○純米吟醸酒~華やかな香りが高く、コクのある上品な味わい 米、米こうじを原料とし、精米歩合60%以下で、吟醸造り、固有の香味、色沢が良好なもの。 ○純米大吟醸酒~純米吟醸酒に比べるとややスッキリしたタイプ 米、米こうじを原料とし、精米歩合50%以下で、吟醸造り、固有の香味、色沢が良好なもの。 ○特別純米酒~純米酒に比べるとややスッキリしたタイプ 米、米こうじを原料とし、精米歩合60%以下又は特別な製造方法で、香味、色沢が良好なもの。 ○本醸造酒~淡麗ですっきりした味わい 米、米こうじ、醸造アルコールを原料とし、精米歩合70%以下で、香味、色沢が良好なもの。 ○特別本醸造酒~本醸造酒に比べるとややスッキリしたタイプ 米、米こうじ、醸造アルコールを原料とし、精米歩合60%以下又は特別な製造方法(要説明表示)で、香味、色沢が良好なもの。 ※全てに共通=麹米(蒸米に麹菌を繁殖させたもの)使用割合15%以上。 規定を見ると、特別純米酒と純米吟醸酒、特別本醸造酒と吟醸酒が同じになっていますが、吟醸香といわれる華やかな香気成分をコンセプトに造られたものは吟醸酒表示に、純米酒よりも精米歩合を低くして、よりスッキリした味わいをコンセプトに造られたものは特別純米酒や特別本醸造酒とされることが一般的です。

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