チャーチ CHURCH:1873-UK)

チャーチ CHURCH:1873-UK)

イギリスの高級紳士靴メーカー。1873年、ロンドンの北西100キロメートルにあるノーザンプトンで、チャーチ三兄弟(トマス、アルフレッソ、ウィリアム)が創業した。17世紀に軍用靴の製造で発達した高級靴メーカーの町である。(2017年08月17日 最終更新)

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三兄弟のうちアルフレッドが製造を、トマスが販売を担当した。1887年、ヨーロッパに輸出を開始、1907年アメリカとカナダに進出する。ヨーロッパが第一次世界大戦に巻き込まれていた1914~18年の間は、南米、インドに 販売網を拡大。1921年に、ロンドンのオクスフォード通りに小売店を開いた。
チャーチは、複式縫いの 〈グッドイヤー・ウェルト〉製法を用いてきた。この靴は重く堅いが、足に馴染むと疲れにくく安定感があり、吸排湿性に富む。素材は、世界中から最高品質の革を集め、部分ごとに適する革を厳密に選ぶ。完成までには、ハンドステッチ、最後の仕上げ、磨き上げまで、250工程、8週間を要する。これにあたるのは、チャーチの伝統であるクラフトマンシップと熟練した技を、何世代にもわたって受け継いできた職人たちだ。
各サイズ7種類のフィッティングシステムを採用しており、世界35カ国、200店ほどに靴を販売する。1920年に開発された「チェットウインド」(ウイングチップ・シューズ)は現在まで変わらず作られ、人気がある。バックルつきの「ウエストパリー」(モンクストラップ・シューズ)も支持が高いという。靴の内側にはバックスキンが張られて靴擦れしないことも、変わらぬ人気の理由だろう。バッグや小物類も手掛けるようになった。
1984年には輸出実績が評価され、エリザベス女王より輸出功労女王賞を受賞する。しかし、チャーチ一族が長く経営してきた同社も、1999年プラダに買収されてしまった。
日本でも2000年秋冬物から新会社が事業を引継ぎ、プラダ・ジャパン社がその展開を指揮している。
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