ニナリッチ NINA RICCI:1932-(FRANCE)

ニナリッチ NINA RICCI:1932-(FRANCE)

「ニナリッチ」の名を冠したブランドはオートクチュールに始まり、香水、プレタポルテ、ファッション雑貨、メンズ、化粧品と多岐にわたる。いずれのアイテムにも共通するのが、身につけた際に覚える安心感である。「ニナリッチ」のスタイルはトレンドを見事に押さえながらも、決して奇をてらわない。流行をリードしようとはしないが、流行からはずれることもない。流行との絶妙な距離感が女性の心をとらえるのだ。(2017年08月17日 最終更新)

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創始者ニナ・リッチは、イタリアのトリノに生まれた。少女時代にフランスに移住し、30年以上にわたって縫製や裁断の技術を磨いた後、1932年、息子ロベール・リッチと小さなメゾンをパリに開いた。マヌカンの体に布を直接かけながらドレープを寄せ、カットを施すその手法から「彫刻家」と称された。彼女の作り上げる作品は女性らしい丸みを帯びたライン、動きのあるデザインに加えて完璧な縫製と手頃な値段で評判となった。一方ロベールは経営者として辣腕を振るい、メゾンの名を世界的に高めていった。第二次世界大戦後、香水の可能性に着服し次々と作品を発表していく。
1948年に誕生した「レール デュ タン」は、晴れやかななかに清楚さを秘めた香りが幅広い層に受け入れられ、今なお世界中でロングヒットを続けている。
日本では「レール デュ タン」「レ ベルドゥ リッチ」などの香水をはじめ、化粧品の人気が高い。その品質はもちろんのこと、女性の素直なコケトリーを表現したデザイン・コンセプトに魅了されるファンも多い。
1959年のマダム・リッチ引退後、ジュール・フランソワ・クラエ、ジェラール・ピパールなどの才能あるデザイナーたちによって「ニナリッチ」のスタイルは継承されてきた。
新世紀に入り、「ニナリッチ」を担う新しいチーフデザイナーとしてマッシモ・ジョサーニ(Massimo Guissani)が迎えられた。