妊娠1ヶ月目の胎児の様子と妊婦に起こる変化の基礎知識

妊娠1ヶ月目の胎児の様子と妊婦に起こる変化の基礎知識

妊娠超初期と呼ばれる妊娠1ヶ月目は妊娠0週目〜妊娠3週目にあたります。妊婦さん体にはどのような変化が起きているのでしょうか。また、赤ちゃんの状態はどのようなものなのでしょうか。妊娠1ヶ月目の妊婦さんが知っておくべきことをご紹介します。まだまだ様々な症状が現れない時期だからこそ、自ら気を配って生活しましょう(2017年08月07日 最終更新)

カテゴリ:
妊娠初期
キーワード:
妊娠1ヶ月

妊娠1ヶ月の妊婦の体の様子

妊娠1ヶ月は、最終月経の初日を妊娠0週0日と数えて妊娠0週~妊娠3週までの4週間を言います。

妊娠1ヶ月は、基本的に妊娠したと言っても、この時期はすぐに妊娠だと分かるような症状が出ることはありません。

しかし、黄体ホルモン(プロゲステロン)などの女性ホルモンが盛んに分泌されるために、いつもより少し身体が熱っぽい、眠気がある、だるいなどの症状が出ることはあります。

ただ、この時期では妊娠をしていても妊娠検査薬が陽性の反応を示さない場合が多いので、もう少し待ってから使用しましょう。

週数の数え方

妊娠0週~妊娠2週目は妊娠すら成立していない時期になりますが、医学的な視点では、すでに精子と卵子が活動している期間も妊娠の始まりとしています。

しかし、実際には妊娠していない時点でも「妊娠」という単語を適用していきます。

「妊娠」が正式に成立する時期はだいたい3週目です。4週0日から妊娠2ヶ月になります。

妊娠1ヶ月ってどんな時期?

妊娠1ヶ月はどんな時期になるのでしょうか。週ごとの変化をご紹介します。

妊娠0週目

最終月経の初日を妊娠0週0日とカウントするので、妊娠0週目はほとんど生理の期間になります。子宮内では妊娠による変化はまだなにも起きていません。

妊娠1週目

排卵が起こる時期が妊娠1週目となります。卵巣で卵胞が卵子となり、排卵が起こります。

排卵日の3~1日前が最も妊娠確率の高まる時期なので、妊娠を希望される方はこの時期にタイミングを取っていきましょう。

妊娠2週目

妊娠2週目は卵子と精子が結合し受精卵となる時期です。

妊娠成立は受精卵が子宮内膜に着床したときになりますので、この段階ではまだ妊娠が成立したことになりません。

妊娠3週目

受精卵が子宮内膜に着床し妊娠が成立する時期が妊娠3週目です。

着床すると受精卵を囲むように絨毛繊維が作られ、そこからhCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)が分泌され始めます。

hCGホルモンは次の月経や排卵をストップさせ、妊娠が継続できるように子宮内の環境を整えます。

この時期はhCGホルモンの分泌量が25mIU/ml以下なので、50mIU/ml以上でないと陽性反応とならない妊娠検査薬では反応しないでしょう。

妊娠3週目に着床出血や着床痛を感じる妊婦さんもいるようです。

妊娠検査薬はいつから反応する?

基本的に妊娠検査薬で妊娠しているかどうかの判定は生理予定日の1週間後からになります。そのため妊娠2ヶ月以降に使用しないとしっかりと判定できないでしょう。

妊娠検査薬は尿中に含まれるhCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)に反応して陽性や陰性か判断されます。hCGは受精卵が子宮内膜に着床し妊娠が成立した後に分泌され始めます。

そのため妊婦さんによっては、妊娠3週目に妊娠検査薬で陽性反応が出る方もいるでしょう。

フライング検査は化学流産に注意

フライング検査とは、生理予定日の前後で妊娠検査薬を使用する事を言います。通常であれば妊娠検査薬は生理予定日から1週間後以降にならないと正常な判定ができないとされています。

しかし妊婦さんによっては生理予定日の前後で陽性反応が出る場合があります。ただし、フライング検査をする際には化学流産があることを理解しておきましょう。

化学流産とは、受精卵が子宮内膜に着床し妊娠が成立したにも関わらず、その後染色体異常などが原因でうまく細胞分裂ができず成長が止まってしまう事を言います。

化学流産は通常気付かないので、流産扱いにもなりませんが、フライング検査によって本来知らなくても良かったことを知ってしまう場合もありますので慎重に行っていきましょう。

妊娠検査薬に関する体験談

正確な排卵日が判明していたので…

生理周期が正確な人は、排卵日も特定しやすいです。排卵日がわかっていると、妊娠の可能性も高くなるので妊娠検査薬を生理前に使っても反応が出ることがあるかもしれませんね^^

生理1週間前は反応なし…4日前には検査薬に反応アリ!

妊娠検査薬は、妊娠1ヶ月でも陽性反応が出る場合もありますが、化学流産や偽陽性などの可能性もありますので、再度妊娠2ヶ月以降にも行うようにしましょう。

妊娠1ヶ月の妊婦さんの体の変化・妊娠超初期症状

個人差はありますが、妊娠1ヶ月では以下のような兆候が出てくるようになります。

胸が張ってくる
なんとなく腰が重い
トイレに行く回数が以前より増える
熱っぽさやだるさ、疲れやすくなる
これらの症状は生理前や風邪のひき始めにも似た症状なので、妊娠だと気づかない方もいます。

また中には、着床時出血が起こることがあります。この出血を普通の月経によるものだと勘違いしてしまうこともあります。

精神的不安定になる場合もある

ホルモンのバランスが劇的に動き出すので、その影響で気持ちが不安定になることがあります。

これも赤ちゃんが大きくなるために自然なことなので、前向きに捉えながら生活が出来るとよいですね。

妊娠1ヶ月の間に子宮内で起きている変化

実際に妊娠していると気付くママは少ない妊娠1ヶ月の超初期は、身体的には何も感じません。ですが、身体の中では受精と着床というミッションに向かって着実に動いています。

受精と着床

妊娠1ヶ月の頃、受精した卵子はおよそ1週間ほどで子宮に着床すると言われます。着床というのは受精卵が子宮内膜に根を張ることをいいます。

この時点で子宮に到達できていないと子宮外妊娠となってしまうことも。子宮内膜にちゃんと根を張れないと妊娠は成立しないので、内膜は剥がれ落ち「生理」となります。

胎嚢(たいのう)と胎芽(たいが)

無事に着床した受精卵はまだ人の形はしてはいませんが、すごいスピードで細胞分裂が行われ、赤ちゃんの元となるべき器官はもう作られ始めています!

妊娠1ヶ月のころは、エコーではその状態をまだ確認できません。実際に確認ができるのは、妊娠4週頃から「胎嚢」と呼ばれる赤ちゃんの袋が確認できます。

胎嚢の大きさは妊娠4週で約5mm程度と言われています。そして赤ちゃんはまだ「胎児」ではなく「胎芽」と呼ばれ、その大きさはわずか1mm。

妊娠1週目は卵子が発育中の状態、2週目は受精卵の状態、3週目になって子宮内膜に受精卵が着床します。

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